忍者ブログ
私のイラスト(FFとか、BLEACH、Pandora Heartsが主)や 歌詞(アニソン)もがんがん貼っていきたいと思いますww
[149]  [148]  [147]  [146]  [145]  [144]  [143]  [142]  [141]  [140]  [139
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

そんなこんなで2回戦。

『なあ、ベンジー。私が隊長ということはどういうことかわかるか?』
『え?そうですねぇ。わかんないです。』
『そうか。単刀直入に教えてやろう。お前のその小さな頭にでも簡単に入るぐらいに簡素にな。』
『言い方がむかつくけど、ありがとうございますぅ。』

2回戦が始まる前の二人の会話である。
アマリリスの正体がわかった後に、二人が肯定の端にあるベンチに座って話した話だ。

『私が隊長と言うことはな、シャドウと私は親しいと言うことだ。
だから、お前が必死になって調べたシャドウのプロフィール…たとえば誕生日とかか?
も、向こうから言ってくるぐらいに親しいのだ。
つまり、私は、お前が知っているような簡単な身長から正座などの基礎知識から、
あいつの、過去の話まで何から何まで知っているのだよ、わかるか?』

『えぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええええ。そんなの卑怯ですよ!!!
私なんか、隊長が寝ている間にメジャーを持って部屋に入り込んで、身長を調べたりしたのに…。』

『やっぱり、いつも、シャドウが言っていた不思議な出来事の発端はお前だったのだな。』

『はい?』
ベンジーは首をかしげて、アマリリスに向き直った。

『いや、あいつは、何事も、かすかな変化があると、気になるタイプでな。
毎日のように後ろから気配があるが誰もいなかったりとか、
自分のものが2㎜ずれていたとか、そういうことで、何回も私に話に来ていたこともあったのだ。』

『えっ、やっぱり気づいてたんですか。』
『ああ。だが、あいつは、気になりはするが、奥底まで調べようとしないタイプだから、
詳しくは調べなかったそうだ。』

『ああ。ありがたいです。』

ベンジーは、ほっと息を吐いた。
『でもな、』
そこで、アマリリスが切り返す。

『私が逆に気になってしまって、調べてしまったのだ。そうしたら、お前の気圧と言うか
なんというかの変化のパターンが読めてきてな、そうこうしている内に
双子のところに送り込まれたから、犯人がわからなかったのだ。
で、数日前、お前がここに来たときにそのときに感じた、気圧と波長が似たものが
感じ取られたから、きっと、こいつなのだな。と思って
帰ったら調べようと思っていたのだ。』

『な、なんてことをっっ』

『でな、秘密結社に連絡を取ろうと思ったら、私はもう、完全に犯人にされていて、
連絡がつかぬまま、今日を迎えてしまったのだ。』
『そ、そうだったんですか…。』

アマリリスは、ぼーっとしたように、いつもとは語調を変えて話した。
いつものハキハキとした喋りではなく、美香のおっとりとしたしゃべり方と似たような感じで。


そうして、休み時間が終わり、頼が次の戦いの始まりの時間を伝えに来た。





PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人だけにコメントする。)
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
★結來★
年齢:
30
性別:
女性
誕生日:
1993/09/23
職業:
高校生
趣味:
パソコンじゃね?
自己紹介:
ただの変人ですww
ブログ内検索
カウンター
ぷちカンパ
時計
ザックス体力測定
最新コメント
[09/10 ぷあぷあちゃん]
[09/22 ぎりこん]
[08/26 レイン]
[08/12 結來]
[08/08 バスカヴィル]

Copyright © 【氷桜 ~hyouou~】 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]