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ブロ1「ただいまより、魔王撲滅会議を始める!はい、起立!気をつけぇ!礼!」
全員「お願いしまーす」
ブロ2「着席!えー、では早速本題に入りたいのだが、マゼンダ、クロウはどこに行った?」
マゼ1「クロウ君は後ろの御岩様の上で、金勘定してまーす」
ブロ3「なんだと!?」
クロ1「ふん。別に俺は魔王撲滅を、そこまで望んでいるわけでは無いのでな。」
ブル1「じゃあ、クロウはいいよ。そこで金勘定してれば?」
クロ2「……そんなに入ってほしいのなら、考えてやってもいいぞ」
テミ1「寂しんぼですねぇ…」
ブロ4「じゃあ、気を取り直して!我々はまたもや魔王軍に完敗した訳だが、何かここで新しい作戦を考えた者はいるか?」
ブル2「はい!!ジルバ君が、魔王と野球拳やって、魔王の防御力が落ち込んだスキに、リンチすればいいと思います。」
マゼ2「恐っ!!」
リン1「それは…ジルバがしまむらの生まれだから…?」
ジル1「何か話が進んでるとこ悪いけどね!?やらないからね!?そもそも俺、売られてないからね!?」
テミ2「はい!!隊長!!」
ブロ5「なんだ?」
テミ3「ジルバさんが、魔王に特攻すればいいと思います」
ジル2「なんで!?俺死んじゃうよ!!あっちの方が射程圏大きいんだから、寄っていった時点で雷で丸焦げだよ!?」
クロ3「だったら、そのけったいな鎧を脱げばいいだろうが」
マゼ3「そんなの着てるから、感電死するんだよ」
ジル3「やだよ!!鎧は体の一部だし!!」
リン2「それじゃあ、感電死すればいいヨ」
ジル4「うう…みんながいじめる…」
ブル3「もう諦めなよ、脱いじゃえば?」
ジル5「いや、それがな…俺、密着するのが嫌いなんだ」
リン3「それがどうしたのさ?」
ジル6「…つまり、俺下着着てないんだ。汗かいたときの下着の密着感が嫌で…」
(少しの間)
マゼ4「キャアア!!変態!!」
ブル4「うえぇえぇえ…。」
リン4&テミ4 「☆∈∑⊆…」
クロ4「おい、呪われてるぞ」
ブロ6「みんな、コイツはもうただの露出狂だ。逃げろ!!」
ジル7「えぇっ!!待って、みんな待ってくれぇ!!」
きたぞきたぞ!!PandoraHeartsD!!V!!D!!
DVD♪DVD♪DVD♪DVD~~♪
これを見よ!!!
すってきー!!アリスかわいー!!
三人にキュンキュンしますー!!
はぅあーっっ!!
で、こちらがDVDさんですよー。
この表情がたまらないっすよ~♪
やっぱり破産しても買って良かったぁああ!!
初回限定版のトランプたちー!!
ダイヤのJがオズクン。
ダイヤのKがオスカーおっさんっす。
ちなみに裏返ってるのはダイヤの4です。
バックは朽木白哉さん。
デカくすると、こんな感じ。
また27日にPandoraHeartsの九巻が発売だから、
うっきうきでしょうがないです。
29日にはパンドララジオが発売です。
おぉ…。お金が飛んでゆく…。
そういえば、PandoraHeartsのきせかえツールが
手に入りました♪
新機種対応にしてくれたのでね。
とりましたよ。うはうはですよ。
ガンガンモバイルにリクエストしたんですよ。
PandoraHeartsのきせかえツールを新機種対応に
してくださいって。
そしたら、すぐに新機種対応になりました♪
ありがたいー。
今はオズクンとギルが待ち受けで輝きを
放っておりますよ。
この話では、人間の百年を魔王の一万年としています。
というわけで、ガイアの二千歳の誕生日は人間でいう、成人に値するわけです。
今回の話である、地肉祭は元々、使用人だったフォンヴォールが、ガイアに。
魔王タナトスがガイアに命名されてフォンヴォールになっています。
ガイアにあった、神殿の記憶はタナトスが記憶の封印に失敗した際に漏れ出した記憶が
たまたまガイアに入ってしまったものです。
という、内容説明はおいといて。
この話は、二回読むと「ああ。なるほどなぁ。」となるように構成されています。
偽物フォンヴォールの仕草がやたらと丁寧で優雅だったり。
フォンヴォールが黒薔薇の区画にたおれていたり。
フォンヴォールがタナトスである証明が出来るようになっているのです。
逆にガイアの行動は喋り方は魔王のようですが、行動、心のバランス共に魔王に相応しくない行動をとらせてあります。
フォンヴォールは自信に満ち、いつも堂々としている筈です。
もう一度読んでみたら、また違う見方が出来るかもしれません。
登場人物
ガイア=フォンヴォール 主人公。千年前はなんでもない城の使用人だった。
しかし、みんなの記憶が消されてから、魔王に相応しいとされている
黒髪と黒い瞳を持つことから、新しく魔王にされた。
タナトスにつけていたフォンヴォールは、実は昔の自分の名前だった。
フォンヴォール=タナトス ガイアの従者として登場。しかし、実はこちらが本物の魔王だった。
死の神タナトスの名が嫌いだったため、自らの名を、
誰も来ない城の神殿の奥深くに文字と数列で封印した。
従者のときの言動も、なんとなく魔王っぽい気品があふれたものとなっている。
題名の説明
封印が解かれるという、お祭のときに、神殿の中に血と肉が散乱していたことから。
そして、その血肉が散っている様子を、祭のようだという、二つの意味をこめて、『血肉祭』。
そこに広がるは、毒々しい文字。数列。
それらを読み解いて初めて明かされるその言葉の意味。
それは。
誰がこの名を人に教えたいと思うだろうか。
死の神、タナトス。
その名をつけたのは他でもなく母だった。
タナトスのように、麗しく、輝かしく。
俺はこの名が嫌で嫌でたまらなかった。
だから、隠した。
誰にもわからぬように。見られぬように。
誰も訪れぬ深い深淵の底。
毒々しい文字と数列で。
隠したのだ。
その名と、タナトスにはえた悲しき翼を。
タナトスは…滅びたのだ。
「お目覚めください。そろそろ式の時間ですよ。」
俺はその声に反応してゆっくりと頭を上げた。
「…ああ。そうだな。あの場所に行くのは気が進まないのだが。」
俺は頭を押さえて、そう答える。横からローブがかけられ、俺の寝ぼけた目はそいつを捕らえた。
金の髪に深い青の瞳。こいつは、俺の従者だ。ずっと、何年も俺の側にいる。…もうかれこれ、百年になるのではないだろうか。
彼の名は、フォンヴォール。
俺がつけた。こいつ、フォンヴォールは百年近く前に俺の城の黒薔薇の区画に倒れていた。
ゆっくりと起き上がったそいつは、痛そうに頭を押さえてから俺に向かってはにかんだ。
こんな所に人が倒れているのなど、初めて見たのだ。
俺は側にいた男にフォンヴォールを運ばせ、傷の手当をさせた。
その時に聞いた話によると、フォンヴォールには記憶がないらしい。
…俺と同じだ。俺にも断片的な記憶しかない。
暗い闇。見たことのない文字と数列。
これだけが、俺の記憶に残っている。
何なのかもわからない。だが、とてつもなく不快な物だというのはわかった。
そして、俺の従者となったフォンヴォールは助けてくれた礼と、感謝の気持ちをもってして本日も俺の傍にいるというわけだ。
「フォンヴォール。俺の代わりに式に出てこい。俺は今日は行かない。」
俺はフォンヴォールの顔を見つつ、言った。
「ふふっ…。駄目ですよ。王家の者でない者が式なんかに出たら、国辱です。私が、ガイア様の母上に怒られてしまいますよ。…それに、今日は、ではなく今日も、でしょう?」
俺は反発して言い返す。
「母上は関係ない。この国で一番偉いのはこの俺だ!我が国の王はこの俺なのだ!」
フォンヴォールは苦笑すると、柔らかな動作で俺のベッドに手を乗せた。
「だったらなおのことです。国王が国王の為の式に出なくてどうします?ガイア様。」
フォンヴォールはそう言うと優雅に笑い、そっとベットから手を離した。
「それでは、下でお待ちしてますよ。」
彼は深々とお辞儀をすると、シルクのローブをはためかせて部屋から出て行ってしまった。俺は、はあっとため息をつくと、肩にかけられたローブを肩から外して袖に腕を通した。
俺は王だ。
しかし、ただの王ではない。
魔の。
邪の。
悪の。
王だ。
つまりは、魔王。
寿命は一万年。そして今日が記念すべき俺の二千歳の誕生日だった。
俺の名は、ガイア。
大地の神ガイア。由来はそこだ。
ガイアのように麗しく、輝かしく。
俺はこの名が、好きだった。
「来ましたか。」
フォンヴォールは微笑むと俺の横に立つ。
そして、ローブに黒薔薇をさした。
「……なんだこれは。」
俺は訝しげに薔薇を見つめた。
「黒薔薇は魔王の象徴でしょう?せっかく、国が総出で祝ってくれるのです。つけておいて、悪く思う人などいませんよ。」
「俺は祝ってくれなどとは言っていない。それに、魔族を良く思わない輩もいる。…俺には公になってはいないが、記憶が殆どないのだ。そのような魔王を魔王と認める者など…。」
俺は声のトーンを落として言った。すると、フォンヴォールは対照的に自信に満ちた声で言ったのだ。
「何を言ってらっしゃるんですか。あなたは私を救ってくださった。それは変わらないでしょう?私はあなたに感謝しています。私はあなただけは裏切りませんよ。」
「ヴォール…。…それは、俺がお前を裏切ってもか?」
「ええ。私はあなたに忠誠を誓ったのです。例え、何が在ろうとも私はあなたと離れる気はございません。」
眩しい。この男の自信が。
同じように記憶を無くしているのにも関わらず。
何故こいつはこんなにも、自信に溢れている?
「さあ、そろそろ行かなければ。ガイア様の母上もお怒りになりますよ。」
「…そうだな。行くのだとしたら、出来れば俺も母上の逆鱗には触れたくない。」
俺は、黒薔薇に一度目線を向けてから、正面を見た。
そこはいつもは閉められている神殿だ。
俺の誕生日にのみ開けられるこの神殿。俺はこの神殿が嫌いだった。何故かはわからない。ただ、俺の本能がここに寄るなと叫んでいるのだ。
「さあ。入りましょう。」
フォンヴォールが取っ手に手をかけた。
そして、目を見張った。
「あ…っ!?」
神殿の中には、おびただしい量の血。
おびただしい量の骸。
「な、なんだこれは…!?」
「みんな…死んでいるようですね…。」
フォンヴォールは、口を覆いながら言った。
「何が起こっているのだ!?」
「ガイア様!!あれを!!」
俺が顔を上げるとそこには、俺の記憶の断片と合致する、
毒々しい文字と数列。深い闇。
「ああ…っ。これは…。」
俺は、力の入らなくなった足を引きずって、そちらに進んだ。
これは、俺の…。私の…。本当の。
頭痛が酷い。
頭が割れそうだ。
昔の記憶が、古い順番に戻ってくる。
そして、最後に戻ってきた記憶は。
「タナトス…。」
横で聞こえた声に振り向いた。
そこには、驚いた顔をしたフォンヴォールがいた。
「え…」
「この文字…この数式…この場所。これは…。知っている。何もかも。もう時がきたのだ。既にあれから千年がたつ。」
「何を言っているのだ、ヴォール!?」
フォンヴォールは、更に奥へ進む。
「『誰がこの名を人に教えたいと思うだろうか。
死の神、タナトス。その名をつけたのは他でもなく母だった。
タナトスのように、麗しく、輝かしく。
俺はこの名が嫌で嫌でたまらなかった。
だから、隠した。
誰にもわからぬように。見られぬように。
誰も訪れぬ深い深淵の底。
毒々しい文字と数列で。
隠したのだ。その名と、タナトスにはえた悲しき翼を。
タナトスは…滅びたのだ。』そう…書いてあります。こんなにも複雑な文字と数列。それなのに、なぜ私が読めるのだと思いますか?」
フォンヴォールは下を向いたまま言った。
「あれは、私が書いた、私の墓です。」
「何を言っているのだ!?あれは、俺の、タナトスの…!!」
「いいえ。私のものです。私が…昔は魔王だった…。」
フォンヴォールが立ち上がった。金の髪を揺らして。
「私は、タナトス。母上から貰った名を破り捨てたのは…私です。」
「ヴォール…」
「記憶から名前を思い出すのを恐れた私は、昔の記憶ごと全てを破り捨て、ここに封印しました。この文字と数列で。記憶をなくした魔王は、黒薔薇の前で目を覚ましました。何がどうなってそこで目を覚ましたのかはわかりませんが…。黒薔薇は魔王の象徴でしょう?」
「しかし、それでは何故俺にも記憶がなかったのだ!?」
俺は、フォンヴォールに言った。何がどうなってるのかわからなかった。
「それは…私が周りの人達からも私の名前が思い出されることが無いように、この世界の全ての人々の記憶を消したからです。…実は、記憶が無かったのはガイア様だけではないのです。この世界の人々の中には千年より前の記憶はありませんでした。」
「そんな…」
俺は、絶句した。
「全ての人々から記憶を消すのは容易ではありません。だから、私は目を覚ますまでに九百年の月日を要してしまった。ガイア様にあった、ここの記憶は、きっと、私の記憶が漏れてしまったものでしょう。
そして、記憶が無くなった人々はどうしたと思います?
そう。記憶が無いことを悟られないようにするため、疑似の家族や、疑似の友を作ったのです。
一人にならないように、知らない子供に声をかけて、自分の子にする母。そして、今まで知らなかった人物と昔から友達だったかのように互いに振る舞おうとする人間たち。
穴のあいた魔王の座を埋めようとする大臣たち。
そして、選ばれたのがあなただ。」
フォンヴォールは振り返った。
「だって、おかしいと思いませんか?なんであなたは記憶にないのに、魔王になっているのでしょうね?」
頭の中が凍り付く。
そうだ。何で、俺は魔王になっているのだろう。
だって、俺は、ただの『使用人』でしかなかった筈なのに。
『フォンヴォール』は、俺の名であった筈なのに!
「あ…ああ…!!」
「そろそろ、みんなの記憶が戻ります。…みんな、自分たちの在ったはずの場所に帰ろうと、帰そうとするでしょうね。」
これは何の悪夢だろうか。
これは何の仕打ちだろうか。
これは、死の神、タナトスの名を嫌った魔王の気まぐれなお伽話。
Fin
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