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私のイラスト(FFとか、BLEACH、Pandora Heartsが主)や 歌詞(アニソン)もがんがん貼っていきたいと思いますww
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がきんっっ!!
刀と刀がぶつかり合う音。


アマリリスは、すぐ近くに美香を下ろして、
リサとの戦いの準備を整えた。
そして、足に刺してあった銃刀法違反で捕まりそうなぐらい大きな刀を
抜き、リサに立ち向かっていったのだった。


『せいやあぁぁ!!』
『んぐぅ…!!』
アマリリスはリサに向かってその大太刀を振りかざし、それをリサが
少し小さめな小刀2本で防ぎきってみせる。

『やるですね…。』
『お前もな。』


かきーん!!

静かな学校、世界。

そこに響く、鈍い金属音。

その音は、遠くにこだまする。


(うわおぉおああああ)
美香はそう思うことしか出来なかった。
目の前の光景があまりにも、非現実的すぎた。

そのときだった。
紅いものが、眼の前をかすめる。
べっとりとした、アマリリスの血だった。
アマリリスはそんなことも気にせずに、切られた傷口をぺろりと舐めて
リサに向かって剣の先を立てていく。

『ふぅぅっ』
リサはその斬撃を辛うじてよけたが、リサの髪を止めていた
片方のリボンが、破れて、落ちた。

と、同時にリサは、刺突の構えを取り、地面を思い切り蹴って、
眼の前の黒コートに剣を突き刺そうとする。
それをアマリリスは、自分の剣で防ぐ。

その繰り返し。
閃く黒コートに、紫と赤の長い髪。
と、そこへ亜麻色のポニーテール。

『乃香っっ!?』
『うおおぅ!!?』
乃香は眼の前の光景に戸惑いを感じたようだが、
何とか、美香と同じ岩の裏に走ってきた。

『おいおい!なんだよこれ!この辺血が!』
『そんなことは、どうでもいいのよ!アマリリスが!!!アマリリスが!!!死んじゃう…』

乃香は授業の間に美香の記憶を見て知っていたが、
まさか自分が走ってきている間に こんなことになっているとは思いもしなかったのだ。

『おい、あたし達が手伝えることって何かないわけ!?』
『ええっ?!無理だよ!そんなの・・・、あ』
そうだ。アレがまだ残っている!!

授業の間にアマリリスが美香と男子から溜め込んでいた、
『眠りを誘う砲弾』が。
『スリーピング・ホール・・・。これ使えば、いけるかも。』
『これでいい!これでいいから早く打て!!』

乃香は美香からスリーピング・ホールを引っ手繰ると、
それを、リサ向かって撃った。

どっっという、変な音とともに、リサのスピードが落ちる。
アマリリスの貯めすぎが、逆に役に立った。
かなりの眠気と疲労感が、リサを包み込んだ。

『ふん。あいつら・・・。やってくれたな。』
アマリリスは、美香と乃香に向かって、ウインクをした。
(男じゃなくても、うおおおおお!ってなるゎ!!)
美香は、変な妄想に入る。
『おい!もどってこやぁ!』

乃香と美香のショートコントです。


『うぐぅぅ…。やってくれるですね・・・。』
『まあな。あいつらに渡しておいて良かった』
『……、それで勝ったつもりになるな ですぅ…。』
『!?』
リサはくっくっと笑い、足に填めてあった、黒い銃をアマリリスに向けた。
『これで抵抗できますかぁ?』
『くっ・・・。』
リサは今すぐにでも寝てしまいそうな自分の体を
必死で起こしながら、銃口をむける。

『これは、普通の銃とは違うのですぅ。逃げても、追いかけてくるのですぅ。
さらに、切ったら玉は二個になって増え、また切ると、そのまた倍の数に。
無限に増え続けるのですぅ。』

アマリリスはふんと鼻を鳴らした。
『知っているぞ。私はな、武器の保管者を務めていたものだ。
すべての武器の名前から内部、すべてを把握しつくした。』

リサはアマリリスを睨み付けた。

『ああ。その武器に弱点はない。ただな、その玉の動きを他人が止める方法が
1つだけあるのを知っているか?』
『!?』
『知らんようだな。その武器は、使い主が望めば止まるが、もう一つもっと、簡単な方法が
あるのだ。それはな……。』
アマリリスは、自分の足からもう少し大きい銃を抜いた。

『それよりも強い力を持つ同じ銃で、相手の頬を撃つ。それだけだ。』

『そんな方法が……。い、いやですぅ!!貌はっ!貌だけはっ!!!』
『では、それを下げろ。』
『それはもっと嫌ですぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ズドン!!!

リサは、それを撃った。
『ちぃっ!』
アマリリスは、まず第一撃を交わす。
『くそっ!!』
そして、流れに沿ってリサの貌に銃口を向けて撃った。
流石に、眠いながらにもその玉をよける。

 

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