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私のイラスト(FFとか、BLEACH、Pandora Heartsが主)や 歌詞(アニソン)もがんがん貼っていきたいと思いますww
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その後のアマリリス。
アマリリスは、また長い廊下を通って頼の部屋の中に来ていた。
そして、先ほどと同じ場所に立って、頼に尋ねる。
『美香たちも、舞踏会に出してあげたいのですが、相手が居なくて困っているんです。
同じ性別同士で踊ってもかまいませんかね…?』
すると、頼は『そっか…。』といって、椅子から立ち上がった。

『じゃあ、しょうがないから、あの4人だけは許すことにするよ。でも、他の人はダメだからね。』
『あ、で、でも…。』
そこで、部屋で聞いたリサの言葉が頭をよぎる。
海と港も二人で踊りたがっていたと。
海は今日の行動とは裏腹に、すこし生意気な部分があるが、あれでも、大事な部下である。
『どうしたの?』
頼が、うつむいたアマリリスの顔を覗き込むようにして聞いてくる。

『もうワンペア許してほしい二人が居るんですけど…。』
『…誰?』
アマリリスは、顔を上げて言った。
『香山港と香山海です。』
『あー…。あの二人か…。でも、あの二人はここの人でしょ?相手ぐらい居ても…。』
頼は、アマリリスに諭すように言う。

『しかし…。先ほどリサから聞いたのですが、あの二人踊るための練習をどうやらしていたらしくて…。』
これは嘘である。
そんな話はリサからは聞いていない。
『……じゃあ、僕から言っておくよ。それは君等が決めることじゃない。僕か、マージョリーさんが決めることなんだとね。』
『頼さん…、そんな…。』
『こういうことは厳しくしておかないと。』
『やめ……、』
『…僕もう行くから。』
頼は、少し怒ったような口調でアマリリスに言うと、アマリリスの横をすり抜けて部屋から出て行ってしまった。

『怒らせて…しまったのか?私が…頼さんを?』
アマリリスは、そのままかくんと膝を床につき、そのまま動かなかった。
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