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『確かにこれは私が行ったものだが、これはやむ終えずと言うか、なんというか・・・。
しかも、桜が魔法使いだったとは私は知らなかったのだ!!!
しかも、リサは、もう機関を追放された身でだな!!!というわけでちがうし、
こいつ等が連れ去られたのは、・・・・・・まあ、私のミスだが…。
とにかく、こんなものは知らん!!!知らんといったらしらんのだ!!!』
アマリリスはあわてふためきながら、その紙をびりびりに破り、床に捨てた。
『そんなにあわててるとあやしいですにゃ。』
『にゃじゃない!!!にゃじゃ!!!!』
ベンジーはアマリリスを指さして叫んだ。
『そーいうわけで、これから双子さんの保護はあたしがやります。アマリリスさんは、
秘密結社に帰って牢屋に入るです。さあ、帰った帰った。』
『牢屋…!?』
美香が絶句して口を手で覆う。
『ちょっと、アマリリスちゃんは私たちのことを考えて・・・、』
『五月蠅いです。ぶんぶん言わないでください。』
言い訳しようとする美香の口を何らかの魔法でチャックをするように塞いだ。
『むごぉっ』
美香は、無理矢理口を手でこじ開けようとするが、その必死の努力も叶わず、
口も開かない。
もうあきらめたように座った美香は先ほどの正座の姿勢から体育座りの姿勢に変化し、
さらに惨めさを増していた。
『さあ、帰るのにゃぁ!!!!!!!』
ベンジーは、アマリリスの背中を何処に連れて行くのやらといった感じの方向に押しやった。
『ちょ…ちょっとまて。お前にはこいつらは任せておけぬ。』
『なんで?』
ベンジーは歩を緩めてとまった。
『お前、狼人であろう?』
『にゃ?』
どうやら、サルの耳だと思っていたものは、狼の耳だったらしい。
横についてるから無理はないのだが。
『狼人は、満月になると我を忘れるというのを聞いたことがあるのだが、そんな危険なやつに
任せてはおけん。帰るのはお前だ。』
『そ、そんなの何処で聞いたにょっ!?でたらめだにょっ!!!!!というか、逆逆!!!
狼人は満月になると力が上がるのにゃ!!!!!!!!!!!!』
ベンジーはアマリリスをぽかぽか殴った。
濃緑の髪がわさわさ揺れる。
『そんなことはどうでもいい。とにかく、私には帰らなければならない理由などない!!!
帰った帰った。』
『にゃぁ!?』
それをみていた桜と美香は『にゃーにゃー言ってるけど、狼って普通わんわんじゃないのかな。』
とへんなことを思っていた…。
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