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私のイラスト(FFとか、BLEACH、Pandora Heartsが主)や 歌詞(アニソン)もがんがん貼っていきたいと思いますww
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『とう!!!』

すたん!!

勢いよく跳び、勢いよく地面についた二人。
綺麗にSDPを使いこなしたアマリリスは満足げだ。

『し…死ぬかと思ったですぅ…。』
リサは、げっそりした感じで言う。

『まあ、本当に死にそうなのは、双子の方なんだが。』
『わあ!!うっかり!!失念ですぅ!!』

すると、リサはアマリリスの腕を引っ張って、
『おりゃああああですぅ!!!』と叫びながら、おそらく先ほどまで
双子と桜が居たであろう所まで走った。


『……いないですね…。どこいったんでしょう…。』
少ししょげたようにリサは言う。

すると、急にアマリリスがバサッと濃緑のマントを翻して、しゃがみこんだ。
『……!! リサ!!ここを見てみろ!! 』
『ん?』

指された場所を覗き込むようにしてリサは見た。
すると、その場所には…、

『液体…ですね…。』
『ああ。しかもただの液体ではない…。睡眠薬だ。』

アマリリスは、なにやら怪しげな紙を取り出してその、微妙に垂れた液体に
つけて、小瓶に入れた。

リサは、何をしているのか分からず、その行動をぼおっと眺めていた。


『…………さあ、リサ。行くぞ。双子の救出だ。』
『え?ええ!?ちょ…!!待つです!!いや…まってくださ~い!!!』


わけの分からぬうちに、アマリリスはいつもの調子でどかどかと先ほどいた建物に
『入り口』から入っていった。




こちらは、双子+桜。

3人は、東雲隼人に来たことを感づかれ、睡眠薬を口の中に押し込まれて
眠っていた。

その様子を、物の影からクスッっと嗤いながら見ている人物がいた。

銀髪の髪に、紫の瞳。
先ほどの東雲隼人である。
しかし、先ほどとは様子が違いすぎる。

今までは、青いコートだったのに、赤いコートになっているし、
笑みは、今までのやわらかい感じの笑みではなく、鋭い、何かを嘲笑うかのような笑み。

そして、極めつけは、鋭い牙のような八重歯。

なにか、別人のようなオーラを放っている。


ぎぃ……。

そこへ、扉が緩やかに開く音がした。
『ああ…。お前か。』
赤い服の東雲隼人は答える。

『おいおい。そりゃないだろう?兄貴に向かって。』
『はっ!!双子に兄貴も糞もあるかぁ!!?』

そして、部屋の中に入ってきたのは、青い服の東雲隼人。
今までどおりの、やわらかい笑みを貼り付けた東雲隼人だった。

『隼毅?ちょっと、そこに転がってるのは…?』
『双子。』
『うおーい!!この子達って、脳を共有する双子じゃないか。この子達は、
僕と契約してるんだから、勝手につれてきちゃ駄目だよ。』

本物の、東雲隼人は、腕を組んで、双子の弟の『東雲隼毅』に言った。

『しかも、この、双子じゃない子は、僕の仲間で…』
『あーうるせー。うるせー。一緒に居たから連れてきちまったんだよ。』
『本当に適当だな。』
『それはお互い様だ。』

隼毅も、腕を組んで対抗した。

『とりあえず、桜嬢は、無関係だから、逃がすよ?』
『んー。まあいいや。こんな『一般人』に何も出来るはずがないからな。』

『ふん。……そうだな。』
隼人は、弟が全く気づいていないことを、知り、にやっと笑う。

桜は、一般人などではないのだが…。
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